2013年2月21日
繁昌・繁栄を願う縁起かつぎの噺 伝統芸能である落語の世界では、縁起をかつぐ様々な習慣があります。 お客様が盛大においでくださるよう縁起をかついだ噺や習慣は数多くありますが、その中から知っておくと落語がより楽しめる一部をご紹介します。 まず、寄席の最初の高座にあがる人が、狸の噺や、怪談噺(幽霊が出てくる噺)をすることがよくあります。これには、狸や幽霊が「化ける」ということから、「上昇する」とか、「成長する」という意味が込められており、縁起がいいとされているか...
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2013年1月12日
噺家さんと協会 現在、東京・江戸落語界は、4つの協会、流派、団体に分かれています。 それは、落語協会、落語芸術協会、落語立川流(立川流)、五代目円楽一門会(円楽党)の4つです。 それぞれの成り立ちにはもちろん深い歴史と経緯がありますが、そこはここでは触れずに簡単に説明しますと、古典に重きをおく落語協会(会長:柳家小三冶、副会長:柳亭市馬)、新作にも力を入れ笑点でもお馴染のメンバーが多い落語芸術協会(会長:桂歌丸、副会長:三遊亭小遊三)、落語協会から離脱した...
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2013年1月12日
寄席ってどんなところ? まずは、「寄席って何?」という疑問が浮かぶと思います。 言葉は知っていても、詳しくは知らない人がほとんどでしょう。 誤解を恐れずに言うと、寄席とは、ほぼ毎日、昼から夜まで落語をやっている場所です。ここを定席(じょうせき)と言います。 東京には、上野の鈴本演芸場、浅草演芸ホール、新宿末広亭、池袋演芸場の4カ所です。 そして、大阪には天満天神繁昌亭があり、日本には合計5カ所あります。 それぞれ、これぞ寄席!という趣のある建物で、独特の雰...
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2013年1月12日
「ホール落語」に行きましょう なにはともあれ、まずは生の落語を観にいきましょう。 と言っても、じゃあどうすればいいのか?そもそもどこにいけばいいのか? そういう質問を受ける事が、実はとても多いのです。 どこに行くと落語が観られるのか? 答えは2つ。 「寄席」と「ホール落語」です。 ちょっと極端に2つと言い切ってしまいましたが、いいのです。 ここは、気軽なサイトですから。 じゃあ、まずどちらに行ったら良いのでしょうか? また言い切りますが、まずは「ホール落語...
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