上方落語の巨匠にして人間国宝「３代目桂米朝」追悼。寄席チャンネルで米朝一門の「平成紅梅亭」を緊急特集。
落語ファンならず、多くの人に惜しまれながら他界した3代目桂米朝。
上方落語の中興の祖にして、人間国宝という形容詞が付きがちですが、師の高座はそんな能書きはどうでもよくなるほどに、人間愛に溢れた温かいものでした。
「関西には、大阪、京都、神戸と、別々の文化圏が存在していて、それが面白い」とよく言われていたことから、上方文化への見方や興味も大きく変わり、個人的にも一落語家としてのみならず、戦後を代表する文化人として多大な影響を受けました。
その「3代目桂米朝」を追悼して、寄席チャンネルでは、「平成紅梅亭」を緊急特集することが決定。
米朝師匠の人柄そのままに、寄席を朗らかな笑いで満たす『米朝一門』の顔ぶれが揃い踏み。
米朝師の高座は一席のみではありますが、この機会に是非改めて師の偉大さを思いつつ来てもらいたいと切に思います。
緊急編成の為、初回は終わっていますが、再放送も複数回ありますので、米朝師を含め、米朝一門、その他の名演をお楽しみ下さい。
以下が、番組内容の詳細です。
放送時間等は、寄席チャンネルのサイトをご覧下さい。
《第一弾》平成紅梅亭～1998年～
桂宗助「狸の賽」／柳家花緑「宮戸川」／三味線漫談：三遊亭小円歌／柳家小さん「気の長短」／桂小米朝「かけとり」／桂米朝「持参金」
《第二弾》平成紅梅亭～2005年～
桂ひろば「子ほめ」／桂ざこば「肝つぶし」／三遊亭楽太郎(現 円楽)「お化け長屋」／神田山陽「宮本武蔵」／＜三題噺 お題頂戴＞桂ざこば 三遊亭楽太郎
《第三弾》平成紅梅亭～2003年～
桂都丸（現 塩鯛）「強情灸」／春風亭昇太「権助魚」／マギー司郎「マジック」／桂南光「皿屋敷」／月亭可朝「夢の注射」
《第四弾》平成紅梅亭～2008年～▽東西名人会
三遊亭白鳥「ナースコール」／旭堂南湖「さやま遊園」（講談）／三遊亭小遊三「堀の内」／三遊亭好楽「三年目」／桂ざこば「首提灯」
