新感覚オムニバス映画「らくごえいが」&映画から飛び出した「らくごえいが寄席」
4月6日に公開の映画、「らくごえいが」。
これは、古典落語を、原作・原案として現代を舞台として創り上げた3本の短編映画を、落語の「まくら」と、7人の落語家の「インタビュー」で構成された、新感覚のオムニバス映画。様々なスタイルの豪華なキャストに、7人の噺家さんのインタビューと、桂三四郎によるまくら。そして、音楽はHARCO。映画と落語、古典と現代、フィクションとドキュメント、疑似とリアルが交差する、とても魅力的な映画が公開されます。
そのまったく新しい映画の特徴とは・・・。
・東京芸術大学大学院×豪華キャスト
東京芸術大学大学院のスタッフが、山田孝之、加藤貴子、田島ゆみか、安田顕、戸次重幸、音尾琢真、本田翼、村上健志(フルーツポンチ)、西方凌、斉木しげる、田中要次、旦健太郎(フルーツポンチ)、近藤春名(ハリセンボン)、箕輪はるか(ハリセンボン)といった豪華キャストと制作。
・落語会の疑似体験
実際の落語を聴くように、映画の前に落語家・桂三四郎による「まくら」をいれます。これにより、3席の落語観るという実際の落語会の疑似体験を演出。
・噺家さんへのインタビュー
三遊亭小遊三、春風亭一之輔、春風亭ぴっかり、笑福亭鶴光、立川しらく、林家三平、柳家わさびという、キャリアもスタイルも異なる豪華な噺家さんに、映画鑑賞前と鑑賞後のインタビューを実施し、作品の中に盛り込んでドキュメンタリー的要素もプラス。古典落語の映画化というトライに噺家達は何を想うのか?
<あらすじ>
「ビフォーアフター(原作:ねずみ)」監督:遠藤幹大
大ヒットした漫画の映画化にあたって、ロケ地探しに苦労する映画製作会社の社員・林田かるほ(田島ゆみか)。 追いつめられた彼女は苦肉の策で、上司・左甚六(音尾琢真)を自分の実家に連れて行く。 さて、かるほと彼女の父(斉木しげる)の企みとは!?
「ライフ・レート(原作:死神)」監督:松井一
死神(安田顕)に、命を救ってもらった上、特殊能力まで授かった男(山田孝之)。彼らの間には、一つの約束があった。 しかしある日、気の迷いで約束を破ってしまう男。狂いはじめた男の運命と、 そんな彼と出会ってしまった作家志望の女の子(本田翼)の運命は、いかに。
「猿後家はつらいよ(原作:猿後家)」監督:坂下雄一郎
映画版「古典落語「猿後家」」の撮影現場にて。”猿”に似ていることがコンプレックスで、”猿”という言葉に過剰反応する後家さんと、 そこに出入りする商人との軽妙なやり取りが見所の演目。撮影はラストシーンを残すのみとなったが、主役がなかなか現場に姿を現さない。 困り果てたプロデューサー(加藤貴子)は監督(戸次重幸)に、無理を承知であるお願いをするのだが……。
らくごえいが公式サイトはこちら
「らくごえいが」トレーラー映像公開!
「らくごえいが寄席!」
3月27日(水)、この映画の原作原案になっている古典落語「ねずみ」「死神」「猿後家」を、映画にも出演する三遊亭小遊三、立川志らく、桂三四郎が演じるという、落語会「らくごえいが寄席」開催されます。
映画と、その原作の落語を楽しむという、立体的な新しい試みは非常に魅力的。
それも登場するのは、映画のインタビューパートに出演している小遊三師、志らく師、まくらをふる三四郎。
派も東西も乗り越えた、豪華なラインナップ。
まず、実際の噺を聴いて、そしてその話を原作とした映画を観る。
これは、とてもエキサイティングな「体験」となるでしょう。
残席わずか。急げ!
公演情報
「らくごえいが寄席!」
【公演日時】
3月27日(水)
開場18時15分
開演18時45分
終演20時45分(予定)
会場:朝日浜離宮ホール(小ホール)
料金:全席自由 3,675円(税込)
三遊亭小遊三「ねずみ」、立川志らく「死神」、桂三四郎「猿後家」