立川こしらが落語会運営のための資金を募集する、クラウドファンディングプロジェクトを開始。


こしらの集いプロジェクト
落語家立川こしらが落語会運営のための資金を募集する、クラウドファンディングプロジェクトを開始。

立川流の真打、立川こしらが新たなアクションを開始。
地方公演を含む自身の公演の活動費をクラウドファンディングで募集する「立川こしら独演会 こしらの集いプロジェクト」をスタート。

先日当サイトでもお伝えしましたが、立川こしら師が4月より名古屋・大阪での活動を本格化し、定期的に落語会を開催することを発表していますが、その際の活動費をクラウドファンディングで広く募集中。
支援金額に応じて、独演会無料チケットを始め、オリジナルてぬぐい、ふろしきのプレゼント、こしら育成米お届けコースなどの特典が用意されています。

クラウドファンディングのサイトで詳細に説明がなされていますが、こしら師はこの活動を伝統的な「ご祝儀」制度や、個人的に芸人を応援する「お旦」という存在の現代の形に相当するものが、クラウドファンディングにあたるのではないかと、説明しています。

常に新しい動きを見せ、とにかく目が離せないこしら師ですが、この企画の斬新さは群を抜きます。

今年、奇しくも時を同じくして、何人もの噺家が東京から地方へと活動の場を広げるためのアクションを起こしています。
また、地方の落語ファンからももっと気軽にいろいろな人を観られるような環境が整ってほしいとの声は、当サイトには非常に多く届いています。

落語は、関東と関西(特に東京と大阪)という非常に地域性の強い芸能であることは確かですが、今の情報が多種多様に受け取れる時代では、地方での「見たい!」という声が増えてくることは自然な流れだと思います。
そこに演者が気軽に応えていくことは現実問題としてまだ多く壁が存在しますが、こしら師の今回のこの企画のように、落語家自ら落語界と現状を変えようと具体的に動く姿勢に、強く共感します。

そして、一人でも多くの人に、生の落語を聴いてほしいと切に思います。


立川こしらプロフィール
1996年 立川志らくに弟子入り
2012年 真打昇進
落語のほか、ラジオDJ、WEB制作、農業と、幅広く活動中。
公式サイト http://daipuro.com/